最近、「チェスターコート」と言う名前をファッション誌や、ブランドなどで目にするようになったのでルーツを少し。
近年はカジュアルとしての着こなしがかなり一般的になってきている「チェスターフィールドコート」(Chesterfield coat)。もちろん、ビジネスや、フォーマルでも使用できる。とは言ったものの、ファッション誌に載っているようなものは、ほとんどがカジュアルでしか使えそうにないものが多い。
チェスターフィールド伯爵って人が着たことが由来とされてるんだと。このチェスターフィールドコートもイギリスで発祥している。以来、定番のファッションアイテムとして現在まで、形を少し変えたりしながら愛され続けている。
SKINHEADSという、サブカルチャーの中でもこのチェスターフィールドコートを着ていた写真などを目にする。『ハーケンクロイツ/ネオナチの刻印 』(Romper Stomper) というネオナチ映画ではラッセル・クロウが着用している。当時のSKINHEADの本などの写真をみていると、ランチコートの方が多いのかなとは思うが。
出典:YouTube
チェスターフィールドコートは、別名「クロンビーコート」(crombie coat) とも呼ばれる。これはチェスターフィールドコートをスコットランドのクロンビー社の生地で作ってあったため、クロンビーのタグが付いていたのをそのまま名称とされた。
クロンビーコートは政治家からミュージシャン、俳優に至るまで支持をされ続けている。
やはり、本物のチェスターフィールドコートをと思うならクロンビー社の物を1度手にしてみては。現在の価格で17万円程度する。なかなか手が出ませんが……。