浜松駅からほど近い場所にある浜松八幡宮。結婚式場もあったり、歴史的にも由緒ある場所なので訪れたことのある方も多いのではないだろうか。徳川家康公も鬼門鎮護・開運招福・武運長久の神として
度々参拝したと伝えられている。
これだけでも十分パワースポットなのだが、今回注目するのはそこではないのだ。
「雲立のクス」(雲立楠)を求めて
御祭神へ向かう。
すると右手に見えて来たのが浜松八幡宮の御神木でもある「雲立(くもだち)のクス」だ。
ドシっとした立派な楠。縦にと言うよりは横の広さを感じる御神木。幹の根元に空洞があるのが特徴だ。
雲立のクス
樹齢:1,000年超え
樹種:くす
樹高:約15m
根回り:約15m
枝張り:四方約25m
静岡県指定天然記念物
ドシっと感のある「雲立のクス」
雲立のクスは一本でドカン!と言うより幹が数枝に分かれている。基となる古木の部分は樹勢が衰えて来ているようだが、新生部は旺盛。“生きている感”を感じる。
パワー漲る浜松八幡宮の御神木「雲立のクス」。
どっしりしているので重厚感も感じる。この地に根を張り大勢の人々と歴史を見て来たのでしょう。
古くは源義家公(八幡太郎)が当八幡宮に参籠の折り、樹下に旗を立て八幡二柱の神を勧請したとの伝承から『御旗楠』と称されました。
また、元亀3年(1572)三方原の合戦において甲斐の武田信玄に敗れた徳川家康公は
武田方の追っ手を逃れて八幡宮境内へたどり着き、楠の洞穴に身を潜め、難を逃れたと伝わります。その際、洞穴の中で家康公が一心に八幡神を拝すると、楠より瑞雲が立ち昇り、神霊が白馬に跨った老翁の姿となって浜松城へと公を導いたといわれます。
その故事をもって『雲立楠』と称されるようになりました。
引用:浜松八幡宮HPより
浜松市の中心部からすぐ近くにこのような立派な巨樹があるとは。アクセスもしやすく、車で行っても駐車場もあるので一度は見ておきたい。
さらに雲立のクスの実を納めた「くすのきのお守」もゲットすることができる。
ぜひ参拝と合わせて「雲立のクス」にも注目して見てはいかがだろう。
浜松八幡宮 詳細
住所:静岡県浜松市中区八幡町2 【MAP】
TEL:053-461-3429