2016年9月10日~11日に、若者に大人気のロックバンド「ONE OK ROCK(ワンオクロック)」 (以下:ワンオク) が静岡県浜松市にある渚園で野外ライブ「ONE OK ROCK 2016 SPECIAL LIVE IN NAGISAEN」を開催し、大きな話題を呼んだ。この野外ライブは二日間で約11万人を動員した。
11月13日には渚園での野外ライブ映像を使用した「Taking Off」のミュージックビデオが公開され、参加したファンのみならず、地元住民にも反響をよんでいる。
11万人が2日間にわたり熱狂した渚園での野外ライブ
出典:YouTube
<セットリスト>
- Re:make
- じぶんROCK
- Cry out
- Clock Strikes
- 20 years old
- Deeper Deeper
- Let’s take it someday
- カゲロウ
- Always coming back
- the same as…
- Be the light
- C.h.a.o.s.m.y.t.h.
- [INST]
- Take me to the top
- アンサイズニア
- Taking Off
- The Beginning
- Mighty Long Fall
- Nobody’s Home
〜アンコール〜
- Wherever you are
- キミシダイ列車
- 完全感覚Dreamer
映像を見ればわかるように、ものすごい人だ。開催時には、渚園へ向かうワンオクファンで浜松市が賑わいを見せた。当時、ワンオクTシャツを着た多くの若者を見かけた。又、地元住民の「ワンオク知らないけど行ってみた」というミーハー、パリピな人たちも多く参加していたのをSNSで確認。そしてライブ後、みんな口を揃えて「ワンオク初めて見たけど最高!」という書き込みを見かけた。
ワンオクを初めて知る人たちには、この野外ライブは絶好の機会だった。さらに驚くのは幅広い年齢層がワンオクに興味を持ち、ファンになっていたのだ。これが都会ではなく地方で開催するいいところでもある。ワンオクが地方での知名度と、新しいファンを獲得したのは間違いない。面白いことに、この地域の人たちは「あの人たちは自分たちの街でなんかやってくれた」ということがあると、その人たちに親近感を抱き、好きになる傾向がある。
浜松市は絶好のロケーションを持つにもかかわらず、大型フェスや大型の野外ライブが開催されないため、有名アーティストによる野外ライブやフェスに馴染みが薄い。そのため「祭」に近い感覚なのかもしれない。「なんだかわからないけどたくさん人がいるからとりあえず行っていみよう」「なんかすごそうだから覗いてみよう」と野次馬的要素も色濃くでるのが地方の田舎で開催するところの面白さだ。まさに”お祭り騒ぎ”。そんな思いでライブに行った人も少なくないように思える。
ワンオクが渚園で野外ライブを行ったことで、浜松に刺激を与えたのは間違いないだろう。
こちらのONE OK ROCK 2016 SPECIAL LIVE IN NAGISAENの様子は、2016年11月20日(日) 21:00~ WOWOWにて放送されるようだ。ライブ映像を見て好きになるのもいいものだ。放送が気になる方はこちらをチェック>>
当時、参加しなかった人もこの映像を見れば渚園でこんなライブができるんだ!(過去の渚園ライブを知らない世代)と思う。そしてこれを皮切りに、アーティストの渚園での野外ライブが増えていってくれるといい。
次はどんなアーティストが野外ライブを開催するのだろうか。野外ライブを検討中のアーティストは是非、渚園も会場候補にしていただきたい。朗報に期待したい。