有名な絶景スポットがある「寸又峡 (すまたきょう)」。春夏秋冬、通年楽しめるスポットでもある。新緑の季節や紅葉の季節は大勢の行楽客で賑わう。ちょっとエッチな名前だが、実際はそんなことはないので安心していただきたい。
寸又峡と言えば温泉。そしてエメラルドグリーンの湖上を渡る絶景スポットとして「夢の吊橋」が有名。日本の中でも有名な吊り橋で、トリップアドバイザーの企画で「世界の徒歩吊り橋10選」に選ばれている。って話はすでにいろんなサイトで擦られすぎているので今回は違った視点で、寸又峡を攻略するポイントをお伝えしよう。
【テーマ】夢の吊橋を”攻略”するのに必要なモノとおすすめのパーティー(一緒に行く人)
今回は有名な絶景スポット「夢の吊橋」を見に行って体験したことを元に、夢の吊橋を攻略するのに必要なモノとおすすめのパーティーをお教えしよう。
夢の吊橋へ行く前にそもそも駐車場はあるの?
行楽シーズンは道中も渋滞します。とくに紅葉シーズンは渋滞必須。そんなにたくさんみんな行くけど「そもそも駐車場はあるの?」。少し歩くが無料の駐車場はある。
寸又峡温泉街入口(第1駐車場~第5駐車場)
無料:800台
紅葉シーズンではない時に行った場合。私のようなヘタレ男子はなるべく近くに駐車したい。しかし車が行ける最先端まで行っても駐車場があるわけではないので注意が必要だ。
運良く有料駐車場 500円の場所に今回は駐車できた。「お茶の長島園」さんの駐車場。湯屋飛龍の宿のお隣さん。
ここまでが車で近づける限界の場所。ここからは歩いて「夢の吊橋」へ向かう。
まさに大自然。
小雨が緑をより青く見せてくれるのでとってもいい気分で歩くことができる。
ちなみに駐車場のおじさんに「ここから吊橋までどのくらい歩きますか?」と聞いたところ「1キロくらい。」と答えが返ってきた。1キロくらいならなんなく歩けると意気込んでいざ夢の吊橋へ。
食事処やカフェもある
夢の吊橋へ向かう前にはお食事どころやカフェもある。味のある店構えの「手造りの店 さとう」さん。
愛犬家のみなさんも安心の「ペットと一緒に入れるお店だよ〜」と、お店の前に立つおかみさん?が元気よく呼び込んでいたので間違いありません。他にも「SHOP & CAFE晴耕雨読・ハンモックカフェ」さんがありました。
足湯もできるカフェ。しかし今回は立ち寄りません。なんてったって目的は絶景スポット「夢の吊橋」なのですから。
ではここからが本番です。「夢の吊橋」へ向けて歩き始めましょう。
【準備するモノ】「夢の吊橋」を目指す
①歩きやすい靴
道は舗装されているが駐車場からかなりの距離を歩く。
②夢の吊橋が見たい、渡りたいという熱い思い!
夢の吊橋までの道のりはキツイです。生半可な気持ちで行くと……
とりあえずこの2点があれば大丈夫でしょう。
【おすすめパーティー (一緒に行くひと・仲間)】
①意中の人とお付き合いする前のデートコース 到達率100%
これは間違いなしです。無事に吊橋までたどり着くことできるでしょう。そして橋の上でキャッキャしてください。
②付き合いたてのカップル 到達率100%
これも間違いなし。二人の距離も一気に縮むことでしょう。橋の中心で愛を誓い合ってください。
③付き合って3年以上のカップル 到達率90%
道中喧嘩しないことを祈ります。
④仲良し女子グループ 到達率98%
よほど空気読めない人がグループにいない限り問題なし。無事にインスタ用の写真が撮れるでしょう。
⑤仲良し男子グループ 到達率90%
吊り橋で女子グループとの出会いがあるんじゃないか?と思っている男子。世の中そんなに甘くない。
⑥男女混合グループ (カップルなし・好きな人あり) 到達率100%
こんなに楽しいことはない!思う存分楽しみましょう。
⑦家族 (子供・じぃじ、ばぁば) 到達率90%
結構大変。ベビーカーを持っていくと最後に階段があるので要注意。歩き慣れていない、体力に自信がないじいじ、ばあばにはちょっとしんどいが決して無理ではない。
⑧一人旅の旅人 到達率100%
到達できない意味がわかりません。
みなさんはどんなパーティーで絶景スポット「夢の吊橋」へお出かけするでしょう。無事にたどり着けることをお祈りします。
夢の吊橋までは長い!道中の楽しみ方紹介
【ポイント①】「もののけ姫」に出てきそうな山々をみる
この時は小雨のおかげで幻想的な景色を楽しむことができました。通常時でもいい景色が眺められるのは間違いありません。紅葉のシーズンも素晴らしいことでしょう。
【ポイント②】トンネルに入ったらちょっと声を出してみる
道中にはトンネルがあります。ここまで15分は優に歩いてると思います。結構しんどいです。夏場ならこのトンネル内はつかの間の涼しいスポット。そんなトンネルに入ったらちょっと声を出してみよう。自分の声がこだまして楽しい気分になるぞ。
ただ自分たち以外にも人はいるので、おスベりになるような発言や空気の読めない発言はやめよう。あなたのスベりまくっている発言をみんなが聞いてるぞ。気おつけよう。
さぁトンネルを抜ければ「夢の吊橋」まであと一息。
【重要】この案内をしっかり読むべし!!
しっかり読んで理解してください。
赤文字の一方通行ってところではありません。そのあとです。”歩行に自信のない方は「飛龍橋」方面の散策をお楽しみください。” ←ここが重要ポイント。
「この先の吊橋を”渡ります”と急な登り階段が続きます。」なるほど吊橋を渡るとその先は登り階段かぁ。ここまで歩いただけでも結構しんどいのにその先にそれかぁ。でもせっかくここまで来たし、この看板があるくらいだから「夢の吊橋」はすぐそこだろう……。
いいですか。もう一度言っておきます。”歩行に自信のない方は「飛龍橋」方面へお進みいただき、上からの夢の吊橋の眺望をお楽しみ下さい。” ※飛龍橋まで、ここから約15分です。
【決断の時】あなたはどちらを選ぶ
どちらも素晴らしい景色が楽しめることは間違いないはず。この選択は重要。
【試練】聞いていない展開が待ち受けている
私は、歩行と体力にとくに自信はありませんが「せっかく来たし行ってみるか」程度の生半可な男の前に聞いてない試練が立ちふさがる。さきほどの看板には「この先の吊橋を”渡ります”と急な登り階段が続きます。」と書いてあった。「渡りますと」って。
「嘘だろオイ!」渡る前から階段がある。やばい。これはもう心が折れる。
眼下には大間ダム。湖面は綺麗な色をしています。あいにくの小雨模様なのでコバルトブルーまではいかないにしても綺麗。この距離からでもわかります。
【遠巻きに眺める】「夢の吊橋は夢のまた夢」夢をみるのは簡単じゃない
ズバリ階段を降りる前に心がポッキリ折れ、遠巻きに「夢の吊橋」を眺めることにした。そうです。「夢の吊橋」まで行かなかった……。ヘタレです……。
ここまで来て言うのもアレなんですが、吊橋に行っても吊橋怖くて渡らないと思うし、気合いで渡りきっても急な登り階段が待ち受けてるし、渡ったら戻ってこないといけないし、小雨模様だし……。ヘタレです……。
あと少しなのに引き返すこのいさぎよさ。我ながら男前な決断。みなさんのパーティーの中にこのようなタイプな人がいないことを祈るばかりだ。コバルトブルーな湖面に吊橋。
イメージ画像のような画になる風景を撮りたかったのだが今回の「夢の吊橋」の渾身の一枚はコレだ!
トホホホ……。なんじゃこりゃ……。
以上、『寸又峡』有名な「夢の吊橋」へ行きたければ読むべし!攻略するのに必要なモノとおすすめパーティーでした。みなさんの参考になっていただければ幸いです。
私のように引き返すってのは、よっぽどヘタレなので一般の方なら普通に全く問題なくたどり着けるので安心してください。